カナガン(猫)を選ぶ価値は?病気の鶏を食べ続ければ病気に

平飼い鶏

ヨーロッパに本社を置くペットフードメーカーには根強い人気があります。

 

そしてその人気の秘密は、イギリスを発端とて始まったアニマルウェルフェア(動物福祉)の考え方が影響しています。

 

それは、例え食べられるためだけに生まれてきた命であっても、死ぬその時まで動物らしく生活をさせてあげようとする考え方です。

 

それがカナガンキャットフードのパッケージにある、FREE-RUN-CHICKEN=自由に走り回れる環境で飼育された鶏(平飼いの鶏)と大きな関係を持ちます。

 

こちらのページでは、キャットフードに原材料として使用されている鶏が、平飼いであることがどのような意味を持つのかをご紹介いたします。

 

あなたの猫にとって、最良のキャットフードを見つけるお手伝いになれば幸いです。


アニマルウェルフェア(動物福祉)とは?

ひよこ

アニマルウェルフェア(Animal Welfear)とは、キリスト教徒とイスラム教の元となったユダヤ教で、

人間は動物を利用してよいが、ただし優しく思いやりを持って扱い、殺すべき時にはすばやく苦しみを与えないようにしなければならない。

と定められたことが根源となっています。

 

そしてその考え方はキリスト教にも伝えられたのですが、イエス・キリスト没後、早い段階でパウロによって、

動物は人間の便益のためにのみ存在し,望むままに 搾取(さくしゅ)・屠殺(とさつ)してよい。

と改められ、カトリックを主としたヨーロッパのキリスト教では、千年以上の間、動物福祉の考え方は消えていました。

 

ですが、初期のキリスト教に立ち返ろうとするプロテスタントの宗教改革を経て、動物福祉の思想は復活し、その後ヨーロッパで初めて法律を制定し、動物の福祉を訴えたのがイギリスでした。


イギリスの農用動物福祉委員会(FAWC)が定めた「5つの自由」

イギリスの農用動物福祉委員会(FAWC)は、家畜が動物らしく生きるために、「5つの自由」をまとめました。

 

飢えと渇きからの自由

新鮮な水と,十分な健康と活力を維持する食物をすぐに利用できることによる

不快からの自由

すみかと快適な休息場所を含む適切な環境を与えることによる

痛み,怪我,病気からの自由

予防あるいは速やかな診断と治療による

正常な行動を発現する自由

十分な場所,適当な施設,および同じ種類の動物との交流による

恐怖と苦悩からの自由

精神的苦痛を避ける条件と扱いの確保による

 

この「5つの自由」によって徐々に平飼いをする養鶏場が増え、そこで飼育される鶏は、自由に歩き回り、羽を広げ毛づくろいをし、受けるストレスがとても少なくなりました。

 

その結果として、身動きの取れないケージ飼いに比べて病気になる鶏はとても少なくなり、抗生物質や薬物の使用が減り、安全性の高い原材料となったのです。

 

アニマルウェルフェア(動物福祉)が取り入れられていない日本では?

 

普段私たちが食べている鶏は、羽を広げることもできず、網の上に置かれ、爪は伸び、足の指は傷つき、汚れ、多くが病気に苦しんでいます。

 

そしてと殺場に持ち込まれた鶏のうち、27%が病気の為、と殺禁止や全部廃棄、又は一部廃棄となっているのが現状です。
(データ元:厚生労働省 2014年度食肉検査等情報還元調査)

 

一部廃棄とは、病変部分を取り除いて出荷することを言います。そのため、私たちは病気の鶏も食べていることになります。

 

そして当然それは鶏だけでなく、牛や豚も同じです。

 

病気の家畜を食べ続け、その結果、私たちに起こっていることは?

 

新しいアレルギーが増え続け、2人に1人が癌になり、病院はいつも大賑わいです。

 

また、マウスだけでなく、犬や猫も動物実験に使われます。それは、人間よりも早く影響が出るからです。

キャットフードを選ぶポイント、それは原材料となる動物の健康

健康な鶏

2016年にイギリスは、EUを脱退することを宣言しましたが、イギリスを発端とするアニマルウェルフェアの働きかけは、EU諸国に大きな影響を与えました。

 

そうしてペットフードを食べる犬や猫の健康だけでなく、ペットフードの原材料となる家畜の健康についても考えられ、結果としてEU諸国のペットフードは安全性が高くなり、日本の愛猫家から高い評価を得る理由の一つとなったわけです。

 

ただ、ヨーロッパに本社のあるペットフード会社が全て平飼いの鶏の肉を使っているかと言いますとそうではありません。

 

また、アニマルウェルフェア(動物福祉)の考え方は欧米にも広まっており、アメリカやカナダでも安全性の高いキャットフードが作られ、販売されています。ですが、原材料となる”肉”の飼育方法の基準がヨーロッパより低いことが大きなネックとなっています。(オーガニックは安心してあげられますよ!価格はネックですが・・・)

 

ですから、口コミや評判がとても良くても、ご自身で必ず、そのキャットフードにどのような材料が使用されているのかを確認することが必要です。

 

そして私が持続可能なキャットフードとして選びましたのが、カナガンキャットフードです。100%素晴らしいキャットフードとは言えませんが、2014年12月、当時4か月弱だった子猫たちに与え、彼らは今も病気一つせず、元気に過ごしています。

 

>>カナガンキャットフードを公式サイトで確認する

 

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございます。

 

下記ページでは、北米・オーストラリア産肉との安全性の違いをご紹介しております。ご一読頂けますと幸いです。

 

>> カナガンキャットフードは肉の安全性が違う!英国産の品質徹底解明